対人恐怖症だけど、ソムリエ

失恋、対人恐怖症、借金からの自分を取り戻す日々のログ

失恋して、自分を建て直す

このブログを開設するきっかけになったのは、

大好きな人と別れたから。

 

3月14日

 

ちょうど知り合って一年。

別れを告げた日。

 

 

きっかけは出合い系サイト。

沢山の人がいたけど、

彼とやりとりするときだけは

何故かとてもドキドキした。

 

出会ったその日のデートで

ラブホに行ってセックスした。

 

すごい気持ちよかった。

満たされて、また会いたくなった。

 

私から「またエッチしたい」と頼んだ。

 

二回目は、彼の家に泊まりに行き

セックスした。

 

極上の気持ちになれた。

 

そうやって会うことを繰り返した。

 

新鮮だった。

 

私から「彼女になりたい」と言った。

最初は断られた。

彼には彼女が居たから。

 

しばらくしたら、

その彼女ときちんと別れてきてくれた。

付き合う事になった。

 

店の定休日の火曜日は彼の家に行くことが日課になった。

月曜の夜に向かい、水曜日の朝早くに帰る。

 

週末婚みたいな生活だ。

休みが会えば一泊で旅行に出かけた。

金沢と京都。

 

お金を沢山使うことはないけれど、

観光して、写真を取って

学生の旅行みたいでそれも楽しかった。

 

ある日私は出来心で浮気をしかけた。

その事実に嘘をついた。

 

それがバレた。

彼は泣きながら怒り、とても悲しんだ。

 

何度も突然に夜中に会いに行って

話し合い、関係を続けてきた。

 

彼の中で私の評価がどんどん下がる。

信頼が失われていった。

 

信頼は減点されたまま取り戻せなかった。

 

 

あれこれ建て直そうとしたけど、

出来なかった。

 

どうしたらいいかわからなかった。

 

彼に会うたびに

料理をした。

掃除をした。

 

火曜日は私が家政婦のようになっていった。

 

尽くす事が

信頼を取り戻す一歩だと信じて、そう勤めた。

 

信頼を取り戻すことと、

点数稼ぎがごちゃまぜになっていた。

 

やればやるほど遠のいていった。

 

毎日の電話が重苦しく感じるようになってしまった。

 

私の日々の行動を報告するのが

義務のように感じられた。

 

どういう行動をするのが最善なのか

私には見えなかった。

 

欲しいおもちゃが手に入らなくていつまでも泣いている子供のようになった。

 

あまりにも辛くて私から「ちゃんと別れよう」

と言った。

 

まだまだ大好きだけど。

 

私のほうからダメにした。

嘘を積み重ねて、ごまかして

バランスが取れなくてなってしまった。

大好きだったから、

仲良くしたいと願って、

体裁よく逃げ続けた。

 

自分をよく見せたかった。

 

素直になる勇気がなかった。

 

愛されているから、と甘えきっていた。

 

いつのまにか相手の感情ばかり優先して

自分の心がお座なりになっていた。

 

私はこうしたいという気持ちを

ストレートに伝えられなくなった。

 

拗ねていた。

 

愛されていると素直に受け取っていなかった。

 

要は信頼していなかった。

 

嫌われるのが怖くて

彼の前でリラックスできなくなってしまった。

 

 

彼は、私の事を愛していた頃は

会う度にラブレターを書いてくれた。

 

写真家だから、私のポートレートもいっぱい撮ってくれた。

嫌いだった写真を撮られる事が楽しくなった。

 

彼に撮ってもらうときだけは。

 

素直で思った事をすぐ口にするタイプだ。

 

 

 

続く。